自然体で暴露療法
前回の続きなのですが
暴露療法の安全な方法としては、
我慢するのでなく、
恐怖 ≪ やりたいこと
の状態に精神を持って行って
気づいたら恐怖以外の感情の中にいた!という感覚が成功のようです。
例えば、赤い色が怖くて普段は避けている
だけど、どうしても赤い色で購入したい服がある!
そして、えいっ!とそれを購入。
気づいたら、嬉しい気持ち。赤色の不快感は薄れてる。
観たいミュージックビデオの中に、苦手なものが出るけど、そのアーティストのミュージックビデオだけは絶対観たい!
気づいたら、恐怖より観たいを選んでる。
こういう感覚です。
全ての状況をこう上手いように持っていくのは無理でしょうが
日常生活の中でも、自然に暴露をしている瞬間はいっぱいあるなーと思いました。
要は、我慢しているぞ!という感覚はだめだそうです。
我慢以外の、他の感覚に入って行く。
難しいですねー。
にんじんが苦手な子供ににんじんを細く刻んだパウンドケーキを作ってあげて徐々に克服してもらうみたいな、
ちょっとずつ細切れに慣れていくのも大事……。
鬱の重い時期に挑戦すると、
できなかった時のショックが苦しいから危険です。
私は思ったのですが、
基本的に強迫性障害と鬱を併発している人は多いと思います。
どうやら鬱病は心の風邪と言われるくらいで、1年程度かけて休息を十分に取れていれば寛解に向かうそうです。
その1年の間に、気が向いたら苦手で避けていたことに挑戦する機会もあると思うのですが
それが自然な暴露になっているのでは?と感じたのです。
あえて暴露療法しないと!と思わなくても、気持ちの余裕が増えれば、苦手で避けていたことも気づいたらやっている気がしたのです。
逆に、暴露は無理……と思っている時に無理矢理強行するのは、私は逆効果でした。
暴露療法についての感想でした。